軽度障害お持ちの方は、濃淡の差はあるまもしれませんが、独自の生活の難しさ、課題を抱えておられることが多いですよね。
その課題がご本人様や家族様でも明確でないこともあります。
だから、急に自立を強いて「通常の賃貸マンション暮らし」を始めたり、就業の継続が難しいのかもしれません。
当社は、軽度障害への理解あるスタッフが普通の生活ができることを想定して設計されたグループホームです。
福祉の専門職ばかりでなく、一般の職場経験や社会経験を経てきたスタッフが共同で議論しながら、均一ではない、本人様の独自に必要なサービスをごく自然に提供するようにしています。
「普通に幸せになってほしい。他人よりずっととは言わない。<普通>が、一番難しい。そこの調和を学んできたことを生かしていただけたら嬉しい」
というお声がありました。
普通って、ある意味「誤解」も招くし、行き過ぎるとご本人さんの「プライド」だってあります。
普通の大人だって、上の人から頭ごなしに言われると気持ちが「普通でいられなくなる」のはみんな同じ。
「普通ってなんだろう」「幸せってみんな同じでいいの」「他の人と違った喜びだっていいじゃない」いろんな価値観を認め合う、仕事だって同じ。そういう気持ちで解決できるように話し合いを重ねたいと思います。
「うちの子はいい子なんです」大人への階段の一歩目は受け入れてくれる人が一人でも多いこと。
そこから始まります。
「できなかった」「だから注意された」「ルールがわからない」「ややこしい」を一気に解決するのは普通の大人でもむずかしいものです。
話せばわかることをより具体的に、絵に書くように、数字にしてみて、「ここに着いたらゴール」をストレスにならないように、楽しみながら、なんとなく目標を達成できるように行動心理学を参考にしていきます。
社会との関わりがマイナススタートでも、ゼロでも、その方の役割と一番の興味と「できっこない」の可能性を引き出せるようにします。
当社ではできないことも関係者、取引先、社会資源を我々がみつけてきて、提供できればいいなと思っています。
当社はこれまで考えられてこなかった競合他社や、異業種との交流も広げて、そして、町内や自治会からでもご意見を伺い、緊急時のBCP対策(自然災害や感染症への緊急事対策)にも協力し合えるよう体制を整えていきます。
ご家族、医療、薬事、保健、成年後見人、さまざまな専門職の方々と意見を伺い、当社事業も「日常のご本人の役割」について、ご意見提案します。
専門職同士の意見は最初はよく相違があることを感じています。ただし、それが本人のためであれば、それがご家族の本意ではないかもしれないが、培った「専門の意見」として、恥じず提案したいと思っています。
それぞれの専門職のお仕事の価値を尊重しあって、ご本人の将来のために、「今」を熟考したいと思っています。
退院後の患者様のご支援を当社の関わる「地域ネットワーク(訪問看護、提携医療機関、ボランティア等社会資源)」を活用し、ご本人に無理のない範囲で治癒、改善できるように支援して参ります。
障害支援グループホーム(包括支援型)であるため、平日昼間の職員配置はされていませんが、土日の昼間と毎夜間の配置はさせていただいております。
また、近隣の方々とも懇意にお付き合いしているため、なにか異変があれば、すぐにご連絡いただけるように可能な限り協力し合っております。